2018/12/15

Lancehead Wirelessの分解清掃



『razer製マウスのホイールはトラブルが起こりやすい』

こういった話をよく耳にしますが以前ブログ記事にした
リフトオフディスタンスのトラブルはあったものの、
ホイールに関してはこれまで自分は体験したことがありませんでした。

ですが数週間前に最初は『おや?ブラウザのページがたまに戻るな…』という
違和感から始まり、気付けば

・ホイールを同一方向に4~6回スクロールしていると1回戻る
・稀にホイールそのものが反応しなくなり、ホイールクリックすると治る

といった症状に悩まされていました。



これではゲームどころか日常のPC使用にも支障をきたすので、
先日思い切って分解清掃を試みました。

保証期間が切れているうえに、Orochi→Lanceheadと立て続けに起きている
センサーの不具合に正直うんざりしているので
万が一分解清掃が原因で故障してしまったとしても私は一向に構わないッッ!!
‥‥‥という気持ちでした。



早速Lanceheadを分解しようとしたところ、
ソール裏側の一部にネジ穴が一つありましたが、
他のネジ穴は他のソール裏側を探しても全く見つかりません。

困ってしまったのでGoogleで検索。

すると4Gamerに恒例の新作マウスレビューで分解している画像がありました。
4Gamer - 「Razer Lancehead Tournament Edition」レビュー。
サイトページ後半に上記画像の記述を読むと、
どうやら滑り止め用のラバーシートの裏側にある模様。

『なるほど、それは盲点だったわ!』

と感心しながらラバーシートを剥がす。

‥‥‥え?

‥‥‥‥‥‥ないんだが?



流石にテンパりました。
4Gamerでレビューしてあるのは有線限定のTournament Edition。
それに対して自身が使用しているのは無線も対応しているモデル。
どうやらネジ穴にも差異があるようです。

困り果てて他に参考になるサイトや画像はないものかと再度Googleで調べてみるも、
結局それらしきものは見つかりませんでした。

それからネジを一つだけ外した状態で外せるのか少々力任せにやっていると、
どうやらマウス本体のホイール部分周辺に固定されているものを感じる。

でもマウス裏側を見るとソール面には穴はない‥‥‥と思った刹那、気付きました。

ようやく見つけました!シリアル表記してあるラベルの裏!

ラベルの反対側にもあったのでネジ穴は全部で3箇所。

マウス筐体の取り外し方法はまずマウスの下部を持ち上げます。
すると空間ができるので、そのまま下方向にずらすようにすると取り外せます。
(マウス本体の上側面内部に固定用のフックがありました)



ここからようやく本番の内部清掃。
早速マウスの筐体を開けてホイール部分を見た時、
何故トラブルが起きているのか一目瞭然でした。

思わず『うわぁ‥‥‥』と声を漏らしてしまいました。
猫の毛がホイールの軸にびっしり絡まっています。

自身は普段からこまめに掃除をしている方ですが、
内部に潜り込んでしまった埃やゴミばかりはどうにもなりません。
猫達が亡くなって1年以上が経ち、引っ越しした環境だと
もう猫の毛を見ることすら殆どなくなっただけに余計驚きです。

もはや原因は明白なのでホイールを取り外して清掃開始。

ついでにエアダスターで内部の埃を飛ばし、
コンタクトスプレーを吹き付けた綿棒で
マウスクリック部分のマイクロスイッチを清掃しつつメンテナンス。

あとレーザーセンサー部分も清掃しようと思ったのですが、
基盤を固定するネジが無線用のバッテリー裏側にあったので
取り外すのが面倒になり今回は断念。



筐体を元に戻してPCへ接続しテスト動作したところ完全に直りました!

ただ、剥がしたソールを貼り直したのですがマウスを滑らせる際に
今まで聞いたことがない擦れるような音がしたので
再利用は止めて素直にソールを買うことにしました。




ホイールに関するトラブルがある方は保証期間と相談しつつ、
ダメもとで一度分解清掃をオススメします。
Googleで『マウス ホイール 清掃』とかワード検索すれば
もっと詳細に清掃方法を記載しているページがあるので
分解が不安な方は一度見ておくと良いでしょう。

また、Lanceheadの分解清掃を試みている方は
ネジ穴がTournament Editionとは異なるので注意しましょう。

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