『Razer』が左利き用『Razer Naga Trinity』ゲーミングマウスのクラウドファンディングを検討、左利きゲーマーからの意見・要望を求める
なんでもMMOに特化したマウス"Razer Nega Trinity"の左利き Ver.の
クラウドファンディングを開始して、
Facebookで投稿に1万以上の「いいね!」が付いたら達成というもの。
Negitaku.orgでも記載しておりますが、かつてRazerはDesthAdderの
左利きモデルをリリースしたことがあり、自身も過去に使用していた事があります。
※ 2016年 9月26日の記事「【ゲーム】 左利き故のPC事情・周辺機器」参照
表面のコーティングは剥げ、ホイールも若干黄ばみ、
ボロボロになっても使い続けるがメインクリックが壊れるダメ押しで
2016年に"Orochi 2015 Gaming Mouse"へ交換。
Deathadder Left-Hand Editionは職場用&プライベート用で
2つ買うほど永く愛用していました。
そんな過去に左利きモデルをリリースしていたRazerなのでこのまま順調に
クラウドファンディングが進行すればリリースしてくれることでしょう。
左利きユーザーに関わる記事があること自体珍しいので記載しました。
今回はそんなRazer製品に関連する自身のPC周辺機器について。
まずはじめに自身の環境はこのようになっております。
2016年に紹介した記事と比べるとMadCatz "S.T.R.I.K.E.5 Gaming Keyboard"を残してほぼ更新してます。
マウス
■ Razer "LanceHead"
● メリット
・ シンメトリーデザインなので右利き、左利き問わず使用できる
・ 有線/無線両対応
● デメリット
・ Razer Synapse 3の導入推奨
・ ごく稀にポインタの挙動がおかしくなる
(上記デメリット2点は後程記載)
まずLancehead紹介の前に前回利用していたRazer Orochi 2016について。
Orochi 2016は購入してしばらくは特に問題なく操作できていたのですが、
少しずつポインタの挙動がおかしくなり始めました。
色々調べてみると2010年のモデル"Orochi"について4 Gamerが紹介している記事が該当しました。
4Gamer.net ― 「Razer Orochi」レビュー。
どうやらRazer製品のレーザーセンサーが原因みたいで、4 Gamerの記事にも
「マウスを一度持ち上げてから下ろした直後センサーが反応しなくなる」現象
について記載してありました。
この現象はマウスパッドとの相性もあるようなのですが、
当時自身が所持していたマウスパッド(約10種類)で試したところ全て発生しました。
悪く言わせてもらうと要するに"欠陥"商品だった訳です。
それも2010でもあったトラブルが2016モデルでも継承。
‥‥‥
What the f**k...
DeathAdderの左利きモデルで思い入れがあったのに、
こんなトラブルのせいで今後はRazer製品を避けようとも思いました。
しかし、DeathAdderをあまりにも長く使い過ぎたせいか
Razer製品独特のクリックレスポンスがすっかり指に馴染んでしまっており、
他社のマウスを試しても違和感が凄くて慣れそうにありません。
そんな"いわくつき"のOrochi 2016を使っていたら2017年6月頃に
"Razer Lancehead Tournament Edition"というモデルがリリース。
形状が左利きにも対応しており、クリックのレスポンスも
過去使用していたモデルと酷似していたため購入。
あのトラブルはなんだったのか?
‥‥‥と思うほどLancehead TEは快適そのものでした。
それから約1ヶ月後に今度は無線対応モデルの
"Razer Lancehead"がリリースとの情報を入手。
有線限定だったLancehead TEがすこぶる快適だったので、
当時PC関連の業務にも携わっていた特権(?)を生かして
販売初日の1番乗りで迷わず購入。
無線モデルに切り替えた理由ですが、自身は400~600dpiと
少々ローセンシであるためマウスをぶんぶん振っています。
そのせいかケーブルバンシーを活用してもあまり意味がないので
無線モデルには興味がありました。
ちなみに前回購入したOrochiも無線対応しておりましたが、
「無線使用時の遅延wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
と生え散らかす程の性能で落胆した過去があります。
その点Lanceheadは遅延を全く感じさせない性能となっており非常に満足です。
しかし、悪夢は再び起こりました。
ワイヤレス版のLanceheadはOrochi 2016と同様の
「ポインタの挙動がおかしくなる」現象を引き継いでおりました。
しかも有線/無線問わず。
‥‥‥ワイヤードモデルは問題なかったのに無線対応版は起こるなんて普通思わないでしょ!
案の定この現象は「マウスがマウスパッドから離れた時」(なお離れてなくても稀に発生)
が特に起こりやすく、その様子を録画したデータも添付して
サポートに問い合わせた事があります。
後日商品を交換してもらったのですが、結果は変わりませんでした。
ただ、ある日PC関連の業務に携わっていた時の同僚から
「Synapse 3の更新で改善した話を聞いた」との情報を入手。
それまではRazer製品のヘッドセット"Kraken 7.1 V2"(後日紹介予定)と
まとめて統括できるSynapse 2を使っていたのですが、
一旦PCに記録されているLanceheadの情報を片っ端からアンインストールして
改めてSynapse 3でLanceheadを登録したところ、
確かに購入当初と比べると起こる確率が格段に減りました。
ちなみに現在のRazer Synapse 3 バージョン 3.3.612.60119では
普段使いだと発生することはなくなりました。
‥‥‥しかし、FPSなどマウスを大きく振るようなゲームをやっていると稀に発生します。
ローセンシなのでマウスの動きは激しくなるものの
決して乱雑には扱ってないのでこればかりはどうしようもありません。
なお、この事例は個人差があると思いますので予めご了承ください。
Razer Synapse 3のダッシュボード画面。ダウンロードはコチラ。
Razer Synapse 3 - Cloud-Based Hardware Configuration Tool | Razer
総評ですが、難なく左利きでも利用できる本当に素晴らしい無線マウスです。
しかし唯一の欠点があまりにも致命的のためLanceheadは有線モデルのみオススメします。
ちなみに使用期間僅か3週間程度のLancehead TEは友人に薦めた後、破格の値段で譲りました。
どうしても無線が欲しいという人はRazer製品のクリックレスポンスと
かけ離れてしまいますが、Logicool G 製品の"G903"をオススメします。
"G903"はかつてPC関連の業務で相当数のマウスを案内してきましたが、
クセのない高性能なので無線モデルをお求めの方には大体コレを薦めてました。
2018年 9月10日 追記:
"G903"の上位互換と言ってもいいワイヤレスモデル
"PROワイヤレス ゲーミング マウス"がLogicoolよりリリースしました。
"PRO Wireless"は左右対称のデザインなので左利きの方も使用できます。
特徴はワイヤレスモデルなのに80gという驚異の軽量、
有線マウスに匹敵するクリックの低遅延だったりと
少々高額ながらも価格に見合う優秀なマウスです。
マウスパッド
■ Artisan "紫電改 MID (L Size)"
(画像はマウス紹介時と同様)
● メリット
・ 滑る
・ とにかく滑る
● デメリット
・ 謎の粉が出てくる
・ マウスパッドの隅が脆い(FXシリーズで克服)
・ マウスソールの劣化が早い
自身はマウスの感度が平均400dpi(ゲームによっては200dpi)のため、
もはや「振り回す」という表現に近いマウス操作。
そんなローセンシな人でも、紫電改は大きく・素早く振っても抵抗なく滑るので
高感度の人に近いポインタ速度を実現できます。
ただ、思いきりマウスを動かすことになるので、
Lサイズを利用していてもまだ幅が足りなくなることがあります。
また紫電改はストッピングが弱く感じる人が多く、
その場合は中間層硬度の種類で"XSoft"を選んだ方が良いでしょう。
(自身は比較した結果、沈まないMIDの方が相性良かったです)
とにかくよく滑るので手首支点の方や、
高感度(FPSゲームだと視点360度回転までの距離5cm未満)の人は
紫電改より飛燕をオススメします。
デメリットに関してはやたらと謎の粉が出ます。
調べると関連する記事で
紫電/紫電改 のガラスの粉? (ARTISAN ゲーム用マウスパッド )
といった内容が記載されております。
「じゃあこのキラキラした粉はなんなのか?」という疑問は残りますが、
実際に使用していても「粉が出る」というだけなので
確かに性能が劣化したりマウスに影響を及ぼすことはありません。
ただ、マウスの持ち方で掌の腹(手首辺り)や
薬指・小指がマウスパッドに触れている人は
しばらく使用していると手がキラキラ輝くデコレーション仕様になるので
一部の持ち方をしている方はご注意下さい。
数日間隔でよいのでマウスパッドを定期的にはたいておくことをオススメします。
最後にマウスパッドの隅についてですが、これはArtisan製品全てに言える欠点。
しかし、今年から"FXシリーズ"というモデルが登場し、
欠点であった隅の劣化をステッチ加工により克服してあるので、
これからお求めの場合はFXシリーズを強く推奨します。
(またサイズもXLが追加されております)
予定では本記事で全てまとめてしまいたかったのですが
Razerの一部マウス製品で起こったトラブルの余談が多くなったため、
他のデバイスは次回に持ち越して紹介する予定です。
次回 → 左利き故のPC事情・周辺機器 ~2018年版 その② キーボード&ヘッドセット編~