2019/10/30

GTFO - アルファテストをプレイした感想



Paydayを開発した元スタッフ達が新設したスタジオ“10 Chambers Collective”の初タイトルとなる"GTFO"が発表されて約2年が経ちますが、2日前の2019年10月28日に応募形式のアルファテストが行われ、2年間情報を追っかけていた私はようやくプレイすることができました。



今回は"GTFOとはどんなゲームか?どのように遊ぶのか?"をプレイした体験を交えて記載致します。




■ 高難易度のPvE 4人マルチプレイ

上記動画を見る限りだと"Left 4 Dead""Killing Floor""Payday"といったタイトルを思い浮かべますが本作を実際にプレイした結果、最も近いのは"Payday"のステルスJobでした。

上記のトレーラーでは派手にラッシュが行われていますが、実際のゲームプレイは相当の弾薬と特殊ツールを消費することになるので極力騒ぎを立てず、ライトを消して屈みながら静かに忍び寄り近接攻撃で仕留めるのが基本になります。


その際に複数の敵が固まっている場合は他プレイヤーと息を合わせて同時にステルスキルを行う必要があるためCo-opによるボイスチャットでの連携が重要視されます。
なので単独で先行する勝手に攻撃を開始するといった疎通がとれないプレイヤーがいるとクリアは絶望的だと感じました。

また初期携行弾数は少なく回復手段も限られています。そしてフレンドリー・ファイアもあるので基本的に攻略困難な難易度"ハードコア"しかないゲームという内容となっております。
なのでボイスチャットが行えない・ソロでやりたいというプレイヤーには不向きであると思います。




■ 主なゲームの進行

アルファテストの段階では目的の回収物を獲得後、指定のポイントに到達できればステージクリアとなっておりました。
また毎ゲームごとアイテムの場所や扉の開閉は変化しますがMAPの構造自体はそのままでした。

MAP画面は『やはり"Payday"の元スタッフだな』と思わせる機能があり、MAPにペンで描いてリアルタイムに他プレイヤーと情報共有が可能でした。


敵は基本的に静止しており、静止時は"視覚"がないようです。
ただし音と光にはかなり敏感で足音やライトを照射すると独特の鼓動音と共に身体が発光して警戒状態に移行します。
※ 活動しているタイプの敵については当記事後半に記載。

そのため接近するにはライトを消灯してしゃがみ歩きを行う必要があります。
この動作を行っていてもたまに警戒状態へ移行する場合がありますが、その時は周囲のプレイヤーは必ず静止し、警戒が解けるまでやり過ごしましょう。




■ プレイヤーの装備


装備はスタート開始前で選択します。私の感想なので人によって印象は異なると思いますが、それぞれの効果と特徴をまとめました。

●メイン (記載した携行弾数はゲーム開始時の数量)
ピストル - 携行弾数は100発で平均的な火力だがラッシュが発生した場合はややキツイ
SMG - 携行弾数は一番多く、RPMも高いが威力はやはり低い
DMR - メイン火器で一番少ない携行弾数だが、雑魚なら弱点命中でワンショットキル可能
AR - 携行弾数は150発で威力、RPMのバランスが良い火器

●スペシャル (記載した携行弾数はゲーム開始時の数量)
SG - 携行弾数は11発。至近距離なら雑魚だと1発、大型でも数発で仕留めることが可能だが接近のリスクが大きい
リボルバー - 6発装填式。有効射程距離は短いが威力はメインのDMR相当
MG - 携行弾数は50発弱と少なめ、RPMは低めだがフルオートモデルでは最高火力
SR - 装填数3発、携行弾数は5発と少ないが、全火器の中で最高火力

●ツール (記載した携行弾数はゲーム開始時の数量)
C-Foam Launcher - バーストタイプの発射で泡を射出し、泡に触れた敵は数秒間拘束可能。また扉の補強も可能
Bio Tracker - おそらくCo-opで最も重要なツール。扇状の前方約15mにいる敵の位置を把握でき、動体反応にはマーキングも可能。さらに消耗しないので無限に使える
Mine Deployer - 壁などにトリップマインを設置し、敵がセンサーに触れると爆発を起こす
Sentry Gun - 設置する自律兵器で敵をセンサーで感知後3点バーストの火器で発砲。プレイヤーが前にいても発砲は止めないのでFFに注意

●Melee (近接武器)
4種類ありますが、おそらくデザインが違うだけでアルファテストの段階だと性能は同じだと思います。




■ ラッシュを誘発してくる敵

敵の種類には"スカウト"という敵が存在します。

スカウトは普通の雑魚敵とは異なり静止せず徘徊しており、定期的に触手のようなものを拡散してきます。

※ 自分の声が大きかったので音声は削除しています
その触手に触れてしまうと周囲で静止していた敵は一斉に戦闘状態へ移行し、制圧してきたハズの方向からも敵が増援してラッシュ状態になります。
この状況になると全滅の可能性が非常に高く、仮に乗り越えられたとしても弾薬・装備の消耗によりクリアは困難になります。

なのでスカウトがいる区間は戦闘は避け、進行経路や周囲の状況を他プレイヤーと相談したうえで、敵の対処を含めた行動を必要最低限に留める必要があります。




■ デベロッパーによるプレイ動画



アルファテストの開始後、新しい遠征ステージのゲームプレイ動画が公開されました。
この動画で「GTFOはこうやって遊ぶ」というおおまかな流れが理解できると思います。





GTFOの次回アルファテストは日本時間の2019年10月31日(木)PM23:00 ~ 11月4日(月)PM16:00を予定しているとのことで次回もプレイしてみたいと思っております。

またアルファテストに参加したいという方はGTFOの日本広報がSTEAMコミュニティページを公開しているので参照して下さい。
URL - https://steamcommunity.com/app/493520/discussions/2/1652169858529095911/

2019/10/06

Borderlands 3 (PC) - 火力の決定力が低いゼインをなんとかしたい



現在のHotfix (19/10/06)でも未だ不具合で一部スキルが機能していなかったり、ダメージを伸ばすスキルが限られていたりと色々問題を抱えるゼインさん。
ですが私は「その不遇な環境で如何に底上げできるか?」を試行錯誤するのが楽しくなってきました。


アマーラは何も考えず敵陣のド真ん中で大暴れできますが、ゼインの場合は新たなHotfixで上方修正がない限り
・状況に適した位置取りと武器選択
・先に倒すべき敵の判断 (爆風ダメージ持ちの敵 etc)
・アクションスキルの活用 (バリアの設置 or 所持 etc)
などを操作しながら考える工夫が必要だと感じました。

個人的にはその工夫のしがいもあってか、使用できる4キャラ中一番操作していて面白いので気に入っています。
(とはいえメイヘムMODで"敵のシールドー・アーマー・体力 +Any%"&"銃のクリティカルダメージ -Any%"などの組み合わせを引くと絶望するのは事実)


今回はそんなゼインさんを自分なりに工夫した内容を記載致します。



① 使用している装備

まずは武器ですが、私はプライマリで使用する武器 (AR/SMG)5種類をメイヘムMODの補正に合わせて使い分けています。

アサルトライフルや無属性の+Any%が該当する場合はATLAS社のQシステムを使用。

アサルトライフルのバフはあるものの無属性が-Any%、敵に反射効果がある場合はTORGUE社のレーザー・スプローダーに変更。

SMGとエレメンタル効果に+Any%がある場合はDAHL社のナイト・ホーキンを使用しています。

SMGでクリオダメージ -Any%の時はファイアー属性のパワープレイを使用。


SMGにボーナスがあってもファイアー、クリオ、エレメンタルダメージが -Any%のパターンもたまにあるので無属性のパワープレイも用意。




次にシールドやアーマー対策で使用している武器はコチラ。

DAHL社のAAAは弾速だけ気になりますが、シールドをガリガリ削る非常に優秀な武器なので、他キャラでも必ず用意しています。

ブレインストーマーもシールド特効として優秀ですが普段はAAAなのであまり使っていません。

アーマー対策は2種類用意しており、普段はHYPERION社のクロスロードを使用。

SMGやコロッシブに-Any%補正がかかっているときや、敵に反射効果がある場合はゴリ押しできるカットマンに切り替えています。




4つ目の武器は基本的に高耐久の敵・ダウン時のセカンドウインド用でリューダやスカージをピックアップ。

メイヘムMODの補正に合わせて無属性かファイアーを選択しています。

シールドがフルの時はリルーターのアンプダメージ120%を活用してスカージを使うことがあります。




続いてシールド。

メインで使用しているのはアンプダメージ+ライフスティール効果があるリルーター。

メイヘムMODのパターンで敵の攻撃力に物凄い補正が入っているときは上記の2種のうち状況に適した方を装備しています。




グレネードは基本的にSNTNLの気分次第ですが以下を使用。

シールドのリルーターを装備している時はアンプダメージ発生時のシールド回復促進を兼ねてトラン・フュージョンを使用。

他のシールドを装備している際はストーム・フロントに変更。
ストーム・フロント(あとロングボウタイプ)はBorderlands 2とTPSでメチャクチャお世話になった思い出補正もあって持ち歩いています。




クラスMODは主に2種類を使用。

プライマリでATLAS社のQシステムを使用する時はコチラを使用。

SMGを使用している時、またはパワープレイを使用する場合はオプション効果優先でこれらを使用。

ビルドの都合で使用することはありませんが念のためインフィルトレーラーも持ち歩いており、その他のクラスMODに関しては金庫に保管。




最後にアーティファクト。

Qシステムやレーザー・スプローダーを使用する際はこのアーティファクトを使用。

ナイト・ホーキンやパワープレイを使用する場合はこのアーティファクトに変更。

メイヘムMODの補正で敵の攻撃関係が凄まじい事になっている時は生存重視でコチラを導入。





② メイヘムMODに合わせた装備パターン

次にこれらの装備をメイヘムMODのパターンに合わせて組み合わせたサンプルです。

パターンサンプル①
通常弾とARにボーナスがあるのでプライマリをQシステム、聖別者などの対策は無属性のリューダを装備し、クラスMODは上画像にあったエグゼクター、アーティファクトをホロー・ポイント マインド・メルトに変更。


パターンサンプル②
ピストル・SMG・SGにボーナスがあるもののクリティカルヒットが-50%なので、本来はナイト・ホーキンを使いたいのですがクリティカルを相殺するためにクラスMODのオプションでHYPELION社のクリティカル+45%を装備し、武器はHYPELION社製を多めにピックアップ。


パターンサンプル③
同じく武器ボーナスはピストル・SMG・SGですが、ファイアーとクリオが-50%であるため無属性のパワープレイに変更。


パターンサンプル④
通常の弾丸が-50%、更に敵のライフ、シールド、アーマーが+45%となっているので本来であればファイアー属性のSMGパワープレイを運用するのですが、リルーターやバリアの効果でゼインでも意外とゴリ押しできたりもします。

アマーラなど他のキャラは特にメイヘムMODの補正は気にせずガンガン敵を倒せますが、ゼインの場合はこんな感じで面倒だけど毎回MAP画面を開いてメイヘムMODのパターンを確認しては適した装備に変更する工夫を行っています。





③ スキルツリー

続いてスキルツリーのビルドですが上記にあったシールド"リルーター"を意識した内容になっています。

リルーターを採用した最大の理由はゼインのバリアが非常に高耐久であり、シールドリチャージ関連が豊富であること。

過去作ではローランドやアクストンなどのバリア要素は気休め程度でしたが、ゼインのバリアは一部の攻撃 (貫通属性や爆風ダメージ)は防げないものの、バリア自体の破壊に関してはスキル持続時間終了まで維持してくれます。
(レーザーといった貫通属性は回避するしかありませんが、爆風ダメージに関してはスキル・オーグメントのオールラウンダーを導入してバリアを設置にすれば対処可能)


また、他の理由だとゼインのスキルツリー"アンダーカバー"には『シールドの残量が高いほど…』といった条件のスキルが2つあります。
・アドレナリン … アクション・スキル・クールダウン速度: 最大で+35%
・自信の力 … 射撃ダメージ: 最大で+20% 精度: 最大で+33%
またリチャージ改善を図るスキルも豊富であるため、リルーターのアンプダメージが発動しやすい環境になるのでは?と思いこのような構成になりました。

シールド回復については他にも工夫をしております。
"アンダーカバー"ツリーのスキル・オーグメント「ナノマシンとか何とか」にあるシールドリチャージディレイ-33% (なのでバリアは極力持たずに設置)
"ヒットマン"ツリーのスキル・オーグメント「スタティック・フィールド」によるシールドスティール
・グレネードMOD「トラン・フュージョン」によるシールドスティール


ライフの回復系スキルは"ダブル・エージェント"ツリーの「乱闘」によるライフ回復速度: 1秒ごとに失ったライフの2.5%しかありませんが、コンセプトが『シールドの維持』なので割り切りました。
仮にライフが減ってしまってもリルーターのアンプダメージにライフスティール効果や、バリアのスキル・オーグメント「ナノマシンとか何とか」で問題ありませんでした。


このようにバリアに頼る状態であるためクールダウン速度やアクションスキルの持続時間を延ばすスキルも採用しています。
スキルツリー"アンダーカバー"の「冷静、平静、沈着」による持続時間のリセットも捨てがたいのですが、そこまでに要するスキルポイント数が重いことと、聖別者にはTier2の「ブレインフリーズ」との併用が必要なこと。あと「ブレインフリーズ」でもどうやらボス系には通用しないっぽいので不採用になりました。
またガーディアン・ランクのハンターカテゴリにある「トップ・オフ」はリルーターのアンプ消費でほぼ機能していませんが、この構成だとバリアのクールダウンは約5秒で再使用可能となっています。


ヒットマンツリーについてはTier1スキル"コールド・ボア"に3ポイントほど振っております。他のキャラは特に気にせず一つの銃でどうにかなることが多いですが、ゼインはメイヘムMODのパターンによっては火力不足が大きく影響するのでダメージ属性に適した武器へすぐに切り替えられるようにしています。
(本音はBL2のUVHに慣れすぎたせいか武器交換速度がもどかしいため)


またゼインのもう一つの特徴である移動速度上昇系のスキルは、自身が所持しているリルーターに聖別者効果で移動速度+15%があるため全て無視しております。





④ 実際のプレイ内容

今回のメイヘムMODは以下の通りでした。
・エレメンタル-45%、通常弾+45%
・ピストル/SMG/SG ダメージ-50%、AR/SR ダメージ+50%
・敵が通常の弾丸と通常の攻撃から受けるダメージ -50%
・敵の武器発射速度 +20%


今回のスローター・シャフトは何故か聖別者の出現率がえらく低かったのでそこまで苦戦はしませんでした。
あとやたら敵をマークしているのはバリアの通過エフェクトやリルーターのアンプエフェクト、ゼロットのロケットランチャー着弾時の爆風で敵が全く見えなくなる対策で行っています。





Borderlands 3は頻繁にHotfixとアップデートによるバランス調整が行われているため、その都度思考錯誤することになりそうですが、個人的には前回のブログ記事でも記載したようにバランス調整よりもまずは最優先でゲーム全体の安定化 (最適化)、バグなどの不具合解消などを行って欲しいと願っております。

アマーラやFL4Kも色々なビルドで遊べるので次回は他キャラについて記載したいと思います。



2019/10/03

Borderlands 3 (PC) - 個人レビュー&金庫の中身が消失 ※ストーリーネタバレあり



2019年9月13日にBorderlandsシリーズ待望の新作である"3"がリリースされました。

自身は過去作(Tales fromのみ除く)を自分なりに「やり込んだ!」と思えるくらいはプレイしていたので当然"3"も購入しました。
しかしPC版はEpic Gamesで時限先行リリースとなりSteam版でやり込んだ自身としては落胆。
(一応来年春にリリースされるSteam版も改めて購入する予定)

今回はそのBorderlands 3がリリースから数週間経過したので私個人が感じたこと・これだけは物申したい事を含めて記載したいと思います。




※盛大にネタバレの内容となっているため、これからSteam版をプレイする予定の方はご注意下さい!





ストーリーについて 評価…★☆☆

今作はBorderlands 2のDLC第5弾"Commander Lilith & the Fight for Sanctuary"から数年(5~7年?)経過しており、新たな敵「カリプソツインズ」からの脅威に立ち向かうといった内容。

過去作(DLC含む)の時系列をまとめるとこんな感じでしょうか。

ここから個人の感想ですが、まず"The Pre-Sequel!"のエンディングだとアテナの窮地を救うようにエリディアンが登場して宇宙の危機を伝えに来て終わるのですが、そのフラグが"BL2 DLC 第5弾""Tales from"で完全に消えていることと、新作のBorderlands 3で一気に歳月が飛んだせいかストーリーの連結がないように感じました。

また、Borderlands 3のストーリー中盤で前作"2"のプレイアブルキャラクターのマヤが死亡させてしまうのも如何なものかと感じました。
"2"でローランドがハンサムジャックに殺されてしまうのは『ハンサムジャックは心底憎むべきヴィランである』という事をユーザー側に植え付けるため申し分ない演出でしたが、
今作でマヤが死亡した時は一度体験している演出ということもあってか「また過去作のプレイアブルキャラクターが死亡かよ」と思わず口にしてしまいました。

そしてTPSの追加キャラクターであったオーレリアは敵として登場しますが、彼女も今作のヴォルトハンターに倒され死亡。
オーレリアはTPS本編でハンサムジャックの言動に心底嫌悪しているセリフがあったりと、弟のハマーロック嫌いは相変わらずだとしてもカリプソツインズに肩入れするような性格とは思えないため、この内容もマイナスな点となりました。
トロイとオーレリアのエコーログなども聞く限りだとシナリオライターが変わったことでオーレリアは完全に別人となってしまった印象です。

その今作のヴィランであるカリプソツインズですが、個人的には"ただの稚拙な子供のわがまま"という印象で、『宇宙規模にまで発展した親子のもつれ話』が結末というのもなんだか味気ないと思いました。
あと今作もリリスを立役者にしてプレイアルブルキャラクターは引き立て役に過ぎないというのもマイナスでした。

ただしサイドミッションに関しては過去作と同等またはそれ以上に笑える内容が多くあったのが好印象で、個人的にはフラッドモアー・ベイスンで受注できる「沼のブラザー」で久々にゲームで腹抱えて笑いました。
他にもメリディアン・メトロプレックスでローレライから受注する「ライズ&グラインド」や、エヴァのサイドミッション「プライバシーの侵害」などが印象的でした。


今作はメインキャラクター達よりもNPCの方が声の演技に気合入り過ぎなせいか、バンディットとの戦闘中で笑ってしまいます。
日本語音声に対応してあるだけではなく、日本ならではのセリフアレンジが加えられていたりと遊び心溢れる内容で2K Japanには本当に感謝です。

・・・こんな感じでメインストーリーだけは★1ですが、サイドミッションに関しては★4なので総評は★3にしました。





ゲームアクションについて 評価…★

段差登りやスライディングの導入によりこれまでのシリーズから一気にスピード感が増して面白くなっていました。
また、ジャンプ中でも射撃時の拡散値の変動がなくなったのは個人的に凄く操作していて楽しいです。
一方でジャンプ中のアクションであるスラムについては「通常のジャンプの高さでは不可能」「スラム時の硬直」が非常に気になりました。スラムに関してはTPSのままで良かったと思います。

アクションスキルは今作だとキャラクターごとに複数用意されておりますが、案の定いくつかのスキルが死んでいる状況ですがアップデート次第で変わると思うので今のところは特に気にしていません。

マイナス点はインベントリといったUI表示にした直後のカクつきは過去作最高となっており、正直「開発時にこれで問題ないと思ったのだろうか?」と問いただしたいほど酷いです。





ゲームの機能について 評価…★

フォーラムでも大きく注目を浴びておりますが、”2"やTPSのDLC"Claptrapのデジタルな決死圏"にあった射撃場がないこと。
一応サンクチュアリIIIに射撃場はあるのですが「ただのミニゲーム」であり肝心のダメージテストは出来ないという仕様
こればかりは『流石にアホ過ぎだろ』とあえて直線的な暴言を言いたくなるほど開発側の思惑を理解できません。

また、今作の金庫の仕様ですが今作は金庫自体がアカウント内共有となっておりました。
最初は「4枠じゃなくなってる!便利かよ!」「キャラ間での装備の移動が大変楽になった!」と思っていたのですが、最大数が50までしかない驚愕の事実を知った途端、Gearboxはユーザーに何をやらせたいのか分からなくなりました。
なので最大数50と"少なすぎる"金庫は無視して、結局過去作と同様に獲得した装備品は全てキャラクターデータのコピー(通称:金庫キャラ)で管理する羽目に。
※ "2"ではユニーク~レインボー品をコレクションしていたので気付けば22キャラも増えていました

ちなみに自身は過去作と同様こんな感じでメーカー別に管理し、キャラクター名もメーカーにしています。
1 - ゼイン
2 - アマーラ
3 - FL4K
4 - モズ

90 - TORGUE
91 - DAHL
92 - HYPELION
93 - Jakobs COV
94 - MALIWAN
95 - ATLAS TEDIORE
96 - Vladof
97 - Shield
98 - Nade
99 - Artifact ← 先日から新たに追加

("ズルしている!"と言われたらその通りですが、代わりにパブリックのマルチプレイは一切やりません)

ただ倉庫整理は正直面倒なのでアーティファクトだけは金庫に保管していたのですが、事件は先日起こりました・・・。

Borderlands 3を現在プレイしている方はご存じとは思いますが、現在『金庫の内容が消失する可能性がある』というルートシューター系であまりにも致命的なトラブルが発生しております。
関連記事 - AUTOMATON |『ボーダーランズ3』PC版の最高同時接続プレイヤー数が、『ボーダーランズ2』当時の約2倍を記録。一方でセーブ関連のトラブルも

この内容を知ったときは「いくらなんでもヤバ過ぎる」と思い、まずEpic Gamesのクラウドはオフにしました。
次にプレイした日の最後は必ず"ドキュメント\My Games"にある"Borderlands 3"フォルダを丸ごとローカルバックアップしているのですが、私もこのトラブルが発生。

30分ほど前まではあったのにサンクチュアリに戻って中身を見て愕然としました。

自身は一度もオフラインプレイをしたことがないし、対策のアップデートが来たにも関わらず発生したので、今でも改善していないトラブルだと判断。
もしバックアップとっていなければ・・・と思うだけで恐ろしい。このトラブルに関してはあの"賛歌"よりも致命的です。
この出来事をきっかけにアーティファクト用に倉庫キャラを更に作成して保管し、金庫は従来の"共有金庫"という認識に改め、中身は基本カラを心掛けました。

PC版の方は"マイドキュメント\My Games\Borderlands 3\Saved\SaveGames\英数字"にセーブファイルがあるので各自でバックアップしておくことを推奨します。





"装備品の獲得" "エンドコンテンツ"について 評価…★★★☆☆

過去作ではユニークやレジェンダリーの獲得方法は主にミッション報酬だったり固有ドロップが半数を占めていたのですが、今作ではレジェンダリーのほとんどはワールドドロップ(ランダム抽選)の仕様になりました。一応、固有ドロップもあるのですが2割も満たないと思います。
参照 - Googleドキュメント "Borderlands 3 Legendaries & Uniques" | https://docs.google.com/spreadsheets/d/1fkCwu0zeX1BBGcNEzWGZDr2kQ0IOPSoZQK2FD-zpw1M/htmlview?usp=sharing&sle=true#

この仕様により「同じボスを延々と繰り返す必要がなくなった」というカジュアルプレイが可能となったのですが、同時にピンポイントで目的の装備品を得ることが不可能となり、つまるところ「周回が一番楽で速いボスを延々と繰り返す」という内容に・・・

新しいランダム要素である"聖別者"は装備品に個性を与え、「最高の一品」を夢見て求め続けるのも面白くできていると思いますが、元々のレジェンダリーはドロップ率はそのままで固有にしてくれた方がより楽しめたと感じました。

画像はBorderlands 2の"Vermivorous the Invincible"

エンドコンテンツについてはシリーズ恒例となったレイドボスはまだ実装されておらず、現状は"装備の厳選"と"殺戮アリーナ"のみといった感じ。
これに関しては現状のゲームバランスやLvl.50のステータスをくみ取ったうえの実装で良いと自身は思っております。





・・・以上が私の感想になります。
えらく酷評が目立った内容となってしまいましたが、Borderlands 3は非常に面白いんです。非常に面白いからこそ何とかして欲しいんです! ※なお某賛歌でも同じことを思った模様

最近Hotfixが適用されてFL4Kといったキャラクタースキルや武器の威力調整などがありましたが、自身としてはそんな事よりもまず先にゲーム稼働時の最適化やfps(フレームレート)の改善、何よりも致命的なセーブデータや金庫の消失といった前提部分の改善に注力してもらいたいところ。

いちBorderlandsファンとしてはネガティブのまま終わってほしくないので今後のGearboxの手腕に期待しています。



明日は自身のキャラクター別装備・スキル構成でも投稿する予定です。